インドア派ハンター

罠から始める狩猟日記。

【猪活】獲れた!獲れた!獲れた!初捕獲!!【くくりわな狩猟】

 

前回の続きから。

 

発信機がなっている。

 

01番とある。

 

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受信機が鳴っていると言うことは発信機のマグネットが外れたということだ。

 

しかし説明書によると自然落下をしてしまうこともあるらしい。

 

早る気持ちを抑えながら番号のポイントに向かう。

 

すると途中でタヌキに出会う。

 

いや、まさかな。。。

 

私の罠は締付け防止金具を親指のつけ根くらいに緩めにしてある。

 

過去にカラハジキした時に括り部分には猫orタヌキの毛が付いていたが捕獲はしていなかった。

 

しかし例外はいくらでもあるだろうからわからない。

 

ポイントに着くにも「あれ?獲物は?」状態。

 

イノシシが掛かった特有のサークル状のクレーターなど見当たらない。

 

少し近寄るとガサガサ!!

 

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ビビった。

 

あまり大きくないイノシシが掛かっている!!

 

この先のことはすべてが未体験ゾーンなので興奮マックス!

 

まずは「どこで括っているか?」「ワイヤーの損傷度をチェック」

 

足首より上で括っている。

 

足の様子は骨折はしていそうだが皮膚などはしっかりしていて損傷はないようだ。

 

篠に絡まっているせいかワイヤーの損傷も殆ど無いようだ。

 

鼻括りを持ってきて捕獲にはいる。

 

鼻括りは自作である。

 

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丸棒に「ギャラッティックファントム」を単管パイプの土台で止めたものだ。

 

クソ重たい。(これ失敗だな、、、。)

 

鼻括りは動かさず添えるだけ。

安西先生が言っていた気がする。

無理に突こうとすると恐らく失敗する。

 

イノシシに1度突進させ位置の確認。

 

2度目の突進で1度目の突進してきた位置に鼻括りを置くイメージ。

 

なんと一発成功!

 

武井壮さんではないがイメージトレーニングが活きた瞬間だった。

 

なんせ2年越しですからね!

 

ロープを引っ張るものの綱引きで負けて微妙にイノシシが動ける感じ。

 

一瞬生け捕りしてみようかな?と試みるも、

 

無理、無理、無理。

 

私には絶対に無理。

 

コエーもん!

 

すぐさま「ヤリ」での止め刺しに変更。

 

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先程の丸棒に「ボーイブッシュマンを装着。

 

「ふくろながさ」は高くて買えない!

 

イノシシの両足の間から心臓を狙う。

 

1回目の突き、手応えが薄い。

 

血もあまり出なかった。

 

2度目の突き、先程より奥に突き刺すイメージでやるも手応えが薄い。

 

このままだと苦しませてしまうと思いすぐさま3度目を突く。

 

手応えあり、胸から血が吹き出てきた。

 

イノシシの息づかいがだんだんと弱くなる。

 

そして無となった。

 

近寄って刺し傷を斜面の下に向けて更に血を出す。

 

初めて触るイノシシ。

 

当然ながらまだあたたかい。

 

目を見ると命が通っていないのがわかる。

 

達成感と何とも言えない気持ちである。

 

スッポンを締めた時も同じ気持ちになった。

 

魚は平気なのに。

 

人間てそういう生き物ですよね。

 

腹出しをするためにイノシシを引きずる。

私は釣りの時も狩猟の時も車が近くに停められる場所でやっている。

 

理由は疲れるからだ。

徒歩5分が限界である。

 

途中からは道が整備されているので台車に載せておじさんの家に向う。

 

裏庭の柿の木にイノシシを吊るす。

 

滑車は安いやつ「ホイストロープ」

 

足を括っているハンガーは手作りである。

 

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腹出しをして心臓と肝臓は食べるようにお持ち帰り。

 

腹出しも独特な匂い、先程まで生きていた証のあたたかさを感じなんとも言えぬ気持ちに。

 

普段こういったことは職人さんがやってくれてるんだなと改めて感謝。

 

腹出しはyoutube先生で見ていたが肛門周りに苦戦。

 

後ろ足には骨盤?骨があってどうしようと。

 

結局百均のノコギリでは骨がうまく切れず、肛門周りをくり抜いて直腸に結束バンドをつけて内側に引き抜いた。

 

肛門が引き抜かれるも意外にも腹膜?ががんじようでびっくりした。

 

内臓系を一気に引出し次の困ったは食道あたりの処理。

 

適当になってしまったが食道の出来るだけ奥で切った。

 

食道や内臓も肉の方に膜みたいのでくっ付いていてベリベリ剥がした。

 

やはり腹出しや解体は直に1回見たほうがいいと思う。

 

私にはそんな機会は無かったが…。

 

腹出しが終わりイノシシを自宅に持ち帰る。

 

持ち帰るのは勿論車だが私が持っているのは普通の軽自動車だ。

 

後で知ることになるが冬でも「ダニ」は沢山いた。

 

誰だ、冬にダニはいないと言ってたのは…。

 

ダニ対策に百均で布団圧縮袋を買っておいた。

 

ジッパー付きなのでダニが車に移る心配がない。

 

使い捨てになるのが勿体無いが…。

 

この布団圧縮袋は銃砲店の方に紹介していただいた罠師の方に教わった。

 

その方にいろいろと教わりたくても休みの都合が合わなく無理である。

 

そもそも私が登録している地域のわな猟の人数、、、。

なんと私合わせて4人である、、、。

 

話がズレてしまったが家に着いたのは24時。。。

 

家の特設解体場にイノシシをぶら下げて今日はおしまい。

 

疲労困憊である。

 

 

次の日に皮を剥いだ。

 

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思っていたより大変である。

 

体の形が理解しきれてなく油を皮に残ってしまうところも多かった。

 

夜8時頃スタートして終わったのが12時過ぎていた…。

 

部位ごとに分けるのは明日だな…。

 

 

ぶら下げたままやっていて1部下の土に落としてしまう失態を。

 

前足、後ろ足は骨を抜かずにそのまま冷凍。

 

バラ肉はあばら骨を外さずに背ロース、ほほ肉、フィレ肉、タンを取った。

 

タンは小さすぎて食べるところは無かった。

 

すべて冷凍保存してゆっくり食べていこうと思う。

 

 全てを1人でやったので食のありがたみを凄く感じた。

 

次の日残滓を袋に入れて漬物樽に入れていたのだが・・・。

 

野良猫?おそらくタヌキに荒らされてしまった。。。

 

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過去にも「錦鯉」「ナマズ」など持っていかれてしまっているのにまたやられてしまった。。。

 

反省である。。。

 

皮は別に保管していたので無事であった。

 

次回は皮を革に、革なめしにチャレンジしようと思う。

 

 

今回の動画はこちら・・・


【猪活#3】3年目猟師初捕獲か?誤報か?!【くくりわな狩猟】

 

錦鯉食われたのはコチラ・・・


池荒らしの犯人をカメラがとらえた!

 

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