【猪活】皮なめしにチャレンジ!【ミョウバン鞣し】
前回はイノシシを精肉して冷凍保存した。
そして皮もとっておいたのである。
なぜかというと狩猟を始める前から毛皮に興味があってイノシシor鹿が獲れたら絶対に毛皮を作ろうと決めていた!
なのでミョウバンも2年前から用意していてようやく出番である!
まずは皮に付いた泥や汚れを取るために高圧洗浄機で吹っ飛ばす!
皮膚の薄いところにノズルを近付け過ぎると穴が空く。
あわよくば脂肪も取れないかな?と思ったが無理であった…。
仕方がなくナイフで削ることに。
漬物樽のカーブを使い皮に穴を空けないように。
皮の厚いところはキレイに取れる。
難しいのは皮膚の薄いところ、目の回り、唇、鼻、耳の辺りである。
皮膚が薄いから破れやすいから、とかでなく皮膚と脂が「ねちょ」って感じで剥がれない。
何言ってんだコイツ?と思うかも知れないがやってみるとわかってもらえると思う。
「ねちょ」って感じが、、、。
例えば脂がガムと思ってもらえるとわかりやすいかも!
とゆーか殆んどの場所で苦戦した。。。
穴を空けながらキレイになるのに8時間位かかったかも。。。
数日出来ないときは冷凍しながら、途中高圧洗浄機も使いながら最後は妥協して終了。
大変だったが毛皮のほうを上にすると凄くいい感じ!!
今回は鼻付きで挑戦だ!!
期待は膨らむ!
ミョウバン液に浸ける。
ミョウバン液の作り方は皆さんのを参考にしようとしましたが皆さん割合がバラバラで中間あたりの割合で作りました。
正解はわかりません。
水6リットル分作りました。
水・・・6リットル
ミョウバン・・・240グラム
塩・・・120グラム
1度火にかけ全てを溶かし冷やす。
浸けるのには漬物樽を使いました。
内蓋も付いてるし最適ではないでしょうか?
内蓋だけだと浸からないところが出てしまうのでバケツに水を入れ重りに。
1日1回天地返しをして1週間。
…。
ここで最大のミスを犯す。
前に見たブログの記憶で塩が結晶になって残ったり塩がベタベタするので水で洗うって書いてあった気がして…。
おもいっきり高圧洗浄機でぶっ飛ばす!!
裏も表も!!
、、、。
長靴ちゃんと履けよ、、、。
ミョウバンは水溶性なので水に弱い!
あとで見たよー。
マジかー仕上がりがカピカピ過ぎておかしいと思い再度皆さんのブログを拝見したところ、水に弱いので絶対にNGって書いてある人がいたよー。
そんなこと知らないからそのまま乾燥に入るよ。
乾燥させるのは毛が付いてるほうから。
張り付けるのはコンパネ。
【筒式トラバサミ型ギャラッティックファントム】で使ったやつだね。
これも丁度いいな、と思い2年間大事に取っておきましたよ。
穴が空いていて風通りが良くなっていいだろうって思って。。。
タッカーで止めて3日間乾燥。
するとどうでしょう。
コンパネの穴の空いているところ、カピカピさ。
丸く変に跡が残っている。
失敗だ…。
いや、裏も乾かしたら同じになるかも…?
3日後…。
丸い跡はそのまま…。
うそだろ…。
しかも張り付けが甘く、ちょっと湾曲したままカピカピに。
これも後から知ることだが、なにやら裏面を乾かす時に油を馴染ませておかなければいかなかったみたい…。
そんなことしたら乾かなくなると思うじゃ~ん?
そんなこんなでスルメ並にカピカピな毛皮が…。
いや、まだいける!
ここから高級オイルとほぐしで柔らかく!!
まんべんなくレッド・ウィングのオイルを塗りたくる!
レッド・ウィングを買って早10年!
1度も使ってないぜ!
初めて使われるのがイノシシだとは、、、。
最初手でやっていたが毛穴がそれはもうヤスリ状態。
大根おろしだって作れちゃうくらい。
布を使うがすぐにボロボロに。
こうなったら…。
流しソーメンで余った竹を使いゴシゴシ!
皮がベコベコいっている。
それでも少しでも馴染ませようとベコベコと。
ふー、ちょっとは柔らかくなったか?
ここで妥協するしかない。
そもそもミョウバンを流してしまっているので柔らかくならないのかな?
皮から革になってないもんね。
まー、しょうがない。
カピカピだし歪みが凄いからせめて真っ直ぐにと思いコンパネでサンドイッチにしたら。。。
耳までぺっしゃんこになってしまい、、、。
立体感が無くなってしまった、、、。
それでも毛の方を上に向けるとこれがなかなかいけてるじゃないですか?!
よし、玄関のラグにしよう!
ママも喜ぶぞ!!
…。
喜んだのは上のお兄ちゃんだけ。
ママは早く「退かせ」って言うし、下の子は「パパこれ怖ーい」って言うし。
いや、パパはここに敷くって決めたんだ!!
パパの言うことを聞きなさい!
パパの威厳を出し3日間…。
最後の失敗が…。
猫が気に入って毛皮の上にいつもいたんだ。
お前はわかっているな、と思い。
私は嬉しく思っていた。
するとある日お兄ちゃんが「パパイノシシ濡れてるよ!」
濡れている?
バッチリ乾かしてカピカピなのに?
触ってみるとたしかに濡れている。
恐る恐る匂い嗅いでみると…。
クセー!猫ションやんけ!!
やったなウリ!!
おしっこされた…。
お気に入り過ぎてマーキングしたな…。
すぐさま禁断のお湯すすぎをしてアルコールでフキフキ。
もう自分の部屋にしまう!
ちょっと猫ションの臭いが残っている気がする…。
でも一生大切にするからね、イノシシちゃん。
今回の動画はコチラ・・・
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